R7.8.4_埼玉小の歴史⑮(浅間さま)

 前玉神社がある浅間塚古墳の中腹には、「浅間(せんげん)さま」と呼ばれ、地域の人々に親しまれている神社があります。この浅間神社は、富士浅間信仰が盛んになった近世初頭、忍城中にあった浅間神社が勧請されたものです。
 浅間神社の御祭神は、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)です。子育て・安産・産業の神様として関東一円に崇敬されています。なかでも赤ちゃんが生まれて初めて7月1日を迎える際に、無事の成長を祈って赤ちゃんの額に朱印を押す「初山」は、とても有名で、県内外から参拝者が訪れています。
 また、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)は、「さきたま火祭り」のヒロインです。浅間神社(前玉神社)で火がおこされ、その火を手にする埼玉小6年生による採火行列によって火祭りがタートすることになります。